愛さんが紹介としてメールをくれ、わたしもじっくりとホームページを観察してみました。
本当にいろんな先生がいるんだ。
もう少し、詳しいことが知りたくて、まずはわたしも無料登録。変な広告や案内がくるか心配ですが、メールの登録はパソコンメールのみにした。これなら、いくら案内がきたとしても、見たいときにパソコンを開けば良いだけ。電話番号を記入しておいても、あちらからかかってくることはないだろう。
すぐに電話をする気分にはなれず、とりあえずこの日はプロフィールチェックで終わったのです。後日、朝からお気に入り登録をしておいたホームページを開き、何人かに絞った鑑定士さんのそれぞれのページを閲覧する。そこには、鑑定してもらったという人たちからの感想までアップされていた。
やはり男性は少し話しにくいかもしれない、と思い、最終的に選んだのは、わたしも愛さんと同じで、ちょっと年輩そうに見える女性。愛さんがどの先生とお話ししかたまでは聞いていなかったのですが、あまり綺麗な人とか若い人は、ちょっと苦手意識がありますので、避けさせていただきました。
でも、わたしは愛さんのような納得の行ける鑑定内容ではなかったのです。
鑑定してもらったのは人間関係のこと。同級生との関係で悩んでいましたから。
わたしも愛さんと同じように生年月日と名前を伝えました。愛さんから聞いてはいましたが、待っている時間も鑑定時間に入るから気になって仕方なく、想像以上に長く感じました。先生から、どんな悩みか聞かれたので、自分の知り合いなのだけれどなんとなく距離の取り方がわからず、何人かの仲間で会っていても、違和感を感じてしまう、と。
わたしも愛さんのようにどんぴしゃのお導きをいただけるもの、と期待してしまったのもいけないかもしれませんが、先生からのアドバイズは驚くものでした。
わたしが悩んでいる相手が“仕事場の先輩”ということになっていたのです。会社でのもっとも近い先輩は愛さんで、たぶん仲が良いはず。その先生は、その先輩は仕事場でのわたしの対応が気に入らず、そういった態度になっているというのです。仕事ができるわたしに嫉妬もしている、と。
わたしが相槌も返さずに聞いているというのに話し続ける先生。どこでどう返答すれば良いかわからないわたし・・・。ようやくひと段落したようで、満足気な雰囲気が電話口からでも伝わってくる。
ようやくそこで、わたしは悩んでいるのは同級生とのことで、仕事では全く関係なく、わたしより彼女の方が大きな企業に勤めていて、お給料も良いことを伝えることができた。しばらく沈黙したあと先生は、“そういうあなたの態度が相手を不快にさせるのよ!”と怒られてしまった。途中で疑問形の話し方をしてくれれば、ちがうんです、とも言えたけれど、断定するように話す先生に、水を差すような言い方も出来ず、どうやって話そうか、と頭を悩ませていた自分を悔いた。どうやらわたしとこの先生の相性は合わなかったようだ・・・。返答する言葉が見つからないわたしに、怒ったままの先生は文句を言いながら捨て台詞を言って電話を切ってしまったのでした。
この時の請求金額は、30分ちょっとで7,590円。クレジットの決済はなんとなく怖いので、コンビニに支払いに。ちょっと安めの先生にしたことを後悔しながら、次かけるなら、もう少し高い先生にしようと心に誓いながら・・・。