電話占いで良い先生に当たらなかったわたしは、運が良かったのか?悪かったのか?
その答えは人によっても違うのだろう。
最初の電話でつまづいたわたしは、つぎの挑戦をする勇気を持てないでいる。
それとは逆に愛さんは、週末になると、どちらかの休みは電話占いのために開けておくようになっていた。土曜日に電話で占ってもらった翌日に合うと、その報告に1時間以上かかってしまう。
まぁ、もともと占い好きなので、占いの話しを聞くのは楽しいし、普通に聞いていれば、いつも行く占いとそれほど変わらないようにも聞こえる。
愛さんが最初に相談した先生とは、その後何回か電話で鑑定してもらったみたいですが、その先生、得意分野は恋愛なようで、次の悩みには別な先生を探していました。
ちなみに、愛さんの悩みのタネだった同期の人とは、先生の助言通り、新しい出会いを探すための活動をしていることをほのめかすと、少しずつ距離ができてきたのを感じてきた、と言っています。やっぱり、愛さんにとっては価値のある、結果のある電話占いだったみたいですね。
次の愛さんの悩みというのは、家族のこと。もう、30才も目前にし、家族への不安もでてきたようです。愛さんは長女で、弟がひとりいます。両親の詳しい話しまでは聞いていないのですが、弟さんにも愛さんと同じで結婚の気配もなく、ここ何年も彼女の気配もないのだとか。独身の姉弟がいつまでも実家にいる気配を感じ、両親も少し不安を口にするようになってきたそうです。
今度の先生は、少し鑑定料が高めみたいですが、霊視が出来るのだとか。
その先生、わたしの知らない愛さんの部屋の間取り、というか、風景を口にしたそうです。その先生が言うには、愛さんの部屋か、部屋近くにある階段下のスペース、そこに置いてあるタンスの後ろに隙間を開けること。それからそのタンスの上にある人形か置物みたいなものを上におかないようにすること。実際、人形や置物ではなく、家族で撮った写真を飾った写真立てを置いていたそうなのですが、その写真立てをタンスからおろし、写真と写真立てを仕舞いこんだそうです。
悩みと言っても、ケンカする、とか、借金があるとか病気をする、というものではないで、良くなったかどうか目に見えないのですが、愛さんいわく、あれ以来、両親からの口出しはなくなったから、あきらめたみたいだ、という報告でした。