わたしに電話占いで使った総金額を計算して教えてくれた愛さんでしが、さすがにその金額に恥ずかしくなったのか、わたしのリアクションが悪かったのか、そのあとしばらく週末に会わない日々が続いていましたが。
これでは、お互いの楽しみもない、と思ったわたしは、週の半ばに愛さんに週末タロット占いの予約がとれたのでついてきてほしい、とお願いしてみました。
この心斎橋にいるタロット占いの先生は、実は入社した当初からたまにお世話になっている先生。何年かして、愛さんにも教え、2人でもしばしば行くようになりました。
そのタロット占いに付き添いを頼むと、愛さんが自分も久しぶりに占ってもらいたいから、予約を一人分増やせないか聞いてみてほしいとのこと。この先生、占いの予約は全てメールになっている。それ以外は、お店に直接来店し、空き時間を確認してから来る方法。時折、占い途中に来店してきた人が、夕方まで開いていないと言われ、その時間にまた来ます、というのを見たことがある。
いつも予約いっぱいで、元旦以外の毎日、営業しているのに、行けば人に会わない日がないくらいの人気ぶり。
なぜだと思います?タロットカードを使っての占いなのに、2回目、3回目と、同じこと(例えば“仕事”に関すること)を占うと、並べ方によって7番目か6番目のカードを並べているというのに、基本的なことは同じカードが出てくるのだ。
何年も通っていると、それが普通になってしまっているのだけれど、たまに行きたいっていう子を紹介するのに連れて行くと、そのあと行った子たちが皆驚いてメールをくれるのです。すごい先生だ、と。
また、別な友達を連れて行ったときの驚きのエピソードも紹介したいと思いますが、とにかくカードがすごいんです。
この先生と出会ってから、たぶんすっと同じタロットカードを使っていると思うのですが、年季の入ったその見慣れたカードと、占い師なのに明るい先生に、たまに会いたくなるんですよね。
電話占いに走っても、それは愛さんも一緒だったのでしょう。
愛さんと少し距離ができたように感じていましが、誘ってよかった、と思いました。